2010年4月11日日曜日

愛し抜くということ

先週の火曜日、小倉北口の路上で「君は愛されるため生まれた」を歌っていたギターリストさんと話してみたところ、「野の花クリスチャンチャーチ」という教会の牧師さんでした。
「今度の日曜は車いすの父をつれて、遠賀川(おんががわ)にある教会にみんなでいくんです。」ということで、わたしも早速ついていきました。
お父様は5年前から脳梗塞となられ、身体の左半分が動きません。そのような状態に
なられた時に、愛する妻のことを思い、別れを告げようとしたこともあったそうです。

その時に奥様が「結婚式の時に言った誓いを思い出して!」とおっしゃり、「健やかなるときも、病める時も、、、といったでしょ!」と。そして、「これからは私が仕事も家事も全部引き受けますから安心して」とおっしゃって、ネットワークビジネスを祈りながら始められ、家計を支えられてきたということです。それから一度として車いす生活となられた旦那様に不満や愚痴をいったことがないそうです。お父様はその話をしながら涙を浮かべていました。息子たちも妻もこんなに善くしてくれて、、、と、感謝があふれておられるのがわかりました。理屈ではなく、一人の人をここまで愛し抜くということの奥義と美しさを目の前でまざまざと見る事ができました。また、上島牧師は写真に映っている奥様と6年間の遠距離恋愛を経てのご結婚。お二人でお父様を支えられている姿は本当に美しく、家族のあるべき姿を見た日曜の午後でした。

2 件のコメント:

  1. すてきなお話シェアしてくれてどうもありがとう。心がじーんとしました。

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  2. 上島牧師と火曜日に路傍音楽伝道をしている者です。
    上島牧師はすばらしい牧師です。お父様夫妻も、とても親しみやすい方々で、時々祈祷会に参加させてもらってます。

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